番所山の植物

みなさん、こんにちは。学術スタッフの中野です。

雨をいっぱいに受けて、新芽が出てまいりました。

 ◀カンコノキの新芽

こちらは、カンコノキです。ハート形の新芽がキュートですね♪

第1駐車場の近くの十二支像(虎)の近くのオオタニワタリにも新芽が!

沖縄の八重山地方では、このオオタニワタリの新芽を天ぷらや炒め物にして食するそうです。私も食べたかったのですが、残念なことにうちは「国立自然公園」で、しかもこのオオタニワタリは保護する対象として指定されているので天ぷら計画は断念しました!次に沖縄に行ったら、是非食べてみたいと思います!

 

続いて、この植物・・・花が咲いているんですが、分かりますか?

 ◀ウラシマソウです!実は、日本固有種です。

足元をアップにしてみましょう。根元から花茎が伸びていますよ。

うわー、なんてエキゾチック!かなり個性的な形ですね!これは「仏炎苞(ぶつえんほう)」と言い、仏像の背景にある炎形の飾りに見立てたものなんだそうです。ちなみに、ウラシマソウは「浦島草」と書き、仏炎苞の中からムニョンと伸びて出てきている細長い紐状の付属物は、「浦島太郎の釣り竿」に当たります。

他にも、いろいろな植物に出会えます。みなさん、番所山へ遊びに来られた際には、植物にも目を向けてくださいね。