みなさん、こんにちは。学術スタッフの中野です。
本日は、新館1Fにあるホワイトボードをご紹介します。
南方熊楠記念館のある番所山(ばんしょやま)の自然の見所が書かれています。天気や干潮時刻、観察できる野鳥や花・海の生き物などの情報が集まっています。
ちょっとだけ、ご紹介しますと・・・
この周辺ではトビが数羽飛んでいることが多いのですが(多い時は10羽以上!)、ここの屋上の柵で休んでいる姿も頻繁に見られます。※猛禽類はネズミやトカゲなどを丸呑みにしますが、毛や骨など消化できずに吐き出すことがあります。それがpellet(ペリット/ペレット)です。
◀トビのペリット
これは、長さ=4cm、直径=1.5cmの大きさでした。トビのペリットと思われます。最初、うちの屋上で見つけたときはウ○コかと思いました!よく観察してみると、毛や魚の鱗が混じっていることが分かります。水で戻して漉してやれば、もっと細かく食性を調べることができそうです!
◀トビの羽
また自然観察路を歩いていると、こんな落とし物も拾うことがあります。こちらはトビの羽と思われます。長さは40cm。トビは大型の猛禽類(翼開長=150~160cm)ですが、その大きさを実感できますね!
◀渡り廊下からの眺め
おまけですが・・・うちの2F渡り廊下や屋上からは、トビが飛んでいる姿を横から、あるいは、上から見下ろすことができるときがあります。鳥と同じ目線で地球を眺めてみませんか?番所山で自然に触れあいながら、ゆったりとした時を過ごすのもいいものですよ。