特別展の資料紹介-熊楠の粘菌標本-

こんにちは閑話猿です。

岡山県の里庄町立図書館の佐藤清明 顕彰特設サイトで当館の特別展「南方熊楠と粘菌・アート作品展-採集・研究・芸術への昇華-」が紹介されています。

今回の特別展では、岡山県出身の佐藤清明と宇野確雄について取り上げています。

佐藤は熊楠から「粘菌標本の作り方」を書簡(南方熊楠顕彰館寄託資料)で伝授され、宇野確雄は熊楠と高野山に登ったり、粘菌標本(倉敷市立自然史博物館蔵)を送られたりしています。この書簡と標本箱がセットで展示されることにより、佐藤宛て書簡内で述べられている熊楠の粘菌標本が実際にはどんなものだったかは、倉敷市立自然史博物館の宇野確雄コレクションの粘菌標本から知ることができます。

佐藤清明宛ての書簡内には、「小箱(例えばバットの箱)」とタバコの箱へ標本を入れることを勧めていますし、実施に熊楠が粘菌標本を入れた煙草のゴールデンバットが展示されています。

 

特に倉敷市立自然史博物館の宇野確雄コレクションは和歌山県初公開となりますので、この機会に是非ご覧になってください。

 

里庄町立図書館の佐藤清明 顕彰特設サイト

https://www.slnet.town.satosho.okayama.jp/seimei_news_2024.html